STEP01. 原料の貯蔵
まず、玄そばを入荷します。
すでに収穫・乾燥を済ませております。
常葉そば協会では、低温倉庫を完備し、玄そばの品質管理に努めています。
常に品質低下と虫の侵入・発生から防ぐために注意しております。
STEP02. 石抜き
玄そばはすでにきれいにされていますが、さらに、混入している細かな石やゴミを取り除きます。
機械で上から少しずつ落とし「石抜き」といわれる、分離機にかけます。
集塵機で軽いゴミを吸い込み、重いゴミは後ろに溜まるという仕組みになっています。
最後は手作業でおこないます。
後ろに溜まった重いゴミ(特に小さい石)と玄そばの仕分けは、どんなに機械が発達しても人間の手でおこないます。
STEP03. 精米
石抜きでゴミを取り除いた玄そばを、今度は「精米機」にかけます。
「精米」と「米」の文字を使っていますが、お米の精米機とは全く違ったものです。
「パール金網」という網に玄そばを何回か通して、玄そばの皮についたほこりや汚れを取っていきます。
STEP04. 脱皮・割り
きれいに磨かれた玄そばはここでようやく割られます。
玄そばを臼に通して、かなりの粗さに砕きます。
「割られたそばの実」と「そば殻」に分離され、そば殻は軽い特性をいかし吸い上げ別のタンクへ。
STEP05. 石臼製粉
石臼で製粉します。
上から少しずつ「割り」を落としていき、回転している石臼ですりつぶしていきます。
石臼の上下の合わせ面には溝が掘ってあり、その溝を通り少しずつ押し出されながら外側に粉となって出てきます。
低速で回転させるので、石が熱をもちにくくそば本来の風味を失わず挽くことができます。
石臼の上側を上下させることで粉の粗さ・細かさを調節します。
下に、自動のふるいがセットされており、きれいな粉の完成です。
STEP06. 出荷
製品管理と出荷の工程に移ります。
原料と同じく低温倉庫で出荷までの間、品質を保持します。
粉にしたら劣化は玄そばの時とは比べ物にならない程、急速に進みます。